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松本駅結ぶ路線バス検討 上田の商議所提案 新幹線延伸見据え

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 上田市の上田駅と松本市の松本駅を結ぶ路線バス運行の実現に向け、両市の商工会議所とバス会社が話し合っている。2014年度末の北陸新幹線金沢延伸を前に「上田駅から新幹線で東京へ向かう松本市民を呼び込み、延伸時に同駅での停車本数を多くしたい」と上田商議所側が提案。松本商議所は「県営松本空港の利用増が期待できる」と応じた。行政に補助金などの支援を呼び掛け、できるだけ早く実現させたい考えだ。  両駅を結ぶ路線バスは、上田商議所が新幹線金沢延伸後の地域活性化を検討する中で浮上した。「上田駅の新幹線利用客を増やさなければ、延伸後に停車する列車が少なくなってしまう」とし、具体策の一つとして提案された。10~11月、松本商議所や千曲バス(佐久市)とアルピコ交通(松本市)に協力を呼び掛けて話し合いを始めた。  上田―松本間は国道254号の有料道路三才山(みさやま)トンネルを通っての行き来が多い。路線バスは現在、千曲バスが上田駅からトンネル東側の上田市鹿教湯温泉の温泉街、アルピコ交通も松本駅から同温泉街まで運行している。  上田商議所の小山田秀士理事は「1路線で両駅を結ぶバスが実現すれば、新幹線の利用客は増えるはず」と期待。両バス会社は前向きに検討するとしている。関係者は今後、両市に運行補助金などの支援、県道路公社が管理している三才山トンネル無料化を県に求めていく。(長野県、信濃毎日新聞社)


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