ミーアキャットの赤ちゃんスクスク　飯田市立動物園の２匹

　飯田市立動物園（飯田市扇町）で１０月末に生まれたミーアキャットの赤ちゃん２匹が順調に育っている。まだ性別が分からず名前も決まっていないが、１８日は獣舎の中を元気よく走り回り、来園者を楽しませていた。 　赤ちゃんは、雌のミントと３月に富山市ファミリーパークから来た雄のヒロとの間に生まれた。１０月３０日朝、巣箱から鳴き声が聞こえ始め、１１月中旬ごろから巣箱の外に姿を見せ始めたという。 　生後１週間ほどはミントの母乳を飲み、その後はリンゴや馬肉など親と同じ餌をを食べている。現在の体長は尾を含めて約２５センチになった。 　同園によると、ミーアキャットはジャコウネコ科でアフリカ大陸原産。群れの１匹が見張りをする習性があり、最近は赤ちゃんたちも木や石の上に後ろ脚で立ち周囲をうかがうようになった。 　獣舎の一部には床暖房が施され、ヒーターが置かれている。飼育員の児玉麻利子さん（２９）は「暖かい地域の動物なので、温度に気を配って育てたい」と話していた。（長野県、信濃毎日新聞社）