「信濃の国」をポピュラー音楽風に編曲したCD「信濃の国 J―POP VERSION(バージョン)」が19日、音楽会社「ドライブミュージックエンタテインメント」(埼玉県)から発売された。同社はこれまでにもダンス調にした「信濃の国」のCDを販売したことがあり、県内で人気が出たことから、違った魅力を引き出そうと新たに作った。 ポピュラー風の「信濃の国」は、6番までそれぞれ異なる人気歌手、グループを意識した編曲と歌い方になっている。1番は「B’z風」。テンポが速く、熱のこもった歌い方が印象的だ。6番は「AKB48風」。複数の女性が軽快に歌い上げている。 同社が2005年に売り出したダンス調の「信濃の国」は、県内でダンス用の曲として使われたり、運動会や地域の祭りで流されたりして、お年寄りにも好評だったという。これ以降も違ったダンス調の編曲をして商品化してきたが、今回は10~20代を対象にして「1番から6番まで全て雰囲気を変えてみよう」と企画した。 同社の平山登社長(51)は「Jポップ(日本のポピュラー音楽)らしく仕上がった。多くの人に愛されている歌の、これまでとは違った魅力を楽しんでほしい」と話す。 CDには、これまでに発表したダンス調の「信濃の国」や、現代風に編曲した「木曽節」も収録した。県内の平安堂などに近日中に並ぶ予定だ。980円。(長野県、信濃毎日新聞社)
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