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いわさきちひろの原画だった 塩尻市施設内のパステル画

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 塩尻市が所有し、市保健福祉センター内に飾られていた絵本画家いわさきちひろ(1918~74年)が少女を描いたパステル画が、オリジナルの原画だったことが19日、安曇野ちひろ美術館(北安曇郡松川村)の調査で分かった。同美術館が把握していなかった作品で、「ちひろのパステル画は少なく貴重」という。  少女の絵は、縦約36センチ、幅約24センチ。額の裏に、1971(昭和46)年に当時の塩尻市児童館に寄贈されたと記されている。  ことし10月に市職員からちひろの作品があることを知らされた同美術館が、作品を借りて調査した。同館によると、水彩画を描いていたちひろが一時期パステル画を描いた1970年の作品とみられるという。約9450点の作品を所蔵する同美術館でもパステル画は約100点しかない。  当面、原画は市が保管し、来春にも同美術館に貸し出して一般公開する予定。市は、市立図書館内にちひろの絵本と一緒に複製画を飾るコーナーを作る方針だ。  同美術館の竹迫祐子副館長は「寄贈などの経緯を知っている市民がいれば知らせてほしい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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