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県が農村景観保存へ 年度内に「育成方針」策定

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 県は本年度中をめどに、県内の農村景観保全に向けた「県農村景観育成方針」を定める。県が意見を求めている県景観審議会は答申案を作成。農林業振興、修景などの風景づくり、観光などの発信強化という三つの基本方針に基づき、県などが既存施策充実や新規施策を進める内容で、県は来年1月に答申を受けて育成方針の内容を固める考えだ。  答申案は「農村の景観基盤である農林業を元気で持続させる」、「『信州らしさ』と『ふるさと』を実感できる風景づくりを進める」、「信州・ふるさと風景の魅力を世界にアピールする」の三つが基本方針。これに沿い、新規就農支援などの農林業の担い手育成、空き家撤去支援など美しい空間演出に向けた修景、農山村での滞在型観光の受け入れ強化などを進めるとした。微修正して県に答申する。  県は人口減などを踏まえ、棚田や菜の花畑、急斜面に広がる集落といった農村風景を守るための県農村景観育成方針策定を企画。4月に同審議会に意見を求め、審議会委員らが検討してきた。県は1月の答申を踏まえて育成方針をまとめ、策定後はホームページなどで周知する。県建築指導課は「手を打たなければ美しい農村景観は廃れる恐れもある。市町村などにも方針の内容を知ってもらい、連携して取り組んでいきたい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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