川上村親善大使に日本サッカー協会最高顧問の川渕三郎さん　

　南佐久郡川上村は、村の魅力を発信する「川上村親善大使」制度を設ける。第１号に日本サッカー協会（ＪＦＡ）最高顧問の川淵三郎さん（７６）が就任する。スポーツ選手が小学校などで「夢先生」を務める「ＪＦＡこころのプロジェクト『夢の教室』」実施に向け、ＪＦＡと村が協定を結んだことが縁で実現した。来年１月９日に、村文化センターで親善大使委嘱式と川淵さんの記念講演会がある。 　親善大使は村出身者か、村に縁があり芸術文化やスポーツなどの分野で活躍している人が対象。村企画課によると、川淵さん以外の委嘱予定は未定という。講演会や取材を受ける際に川上村の魅力を紹介する、村主催の行事に出席する―などの活動を想定。藤原忠彦村長との対談を通じて地域づくりの提案をしてもらうことも構想中だ。任期は３年で再任もある。 　川淵さんは、９月に村内で開いた締結式に出席。藤原村長と意気投合して親善大使へとつながった。 　委嘱式は午前１０時から。同１０時半から川淵さんが「夢があるから強くなる」との題で講演する。観覧・受講は村民以外も可能。当日会場へ。（長野県、信濃毎日新聞社）