トップチームがJFLに参戦するAC長野パルセイロの運営会社「長野パルセイロ・アスレチッククラブ」の小池睦雄社長(66)が来年2月に任期(2年)満了で退任し、後任に県サッカー協会前会長で今年7月からAC長野でスーパーバイザーを務めている丹羽洋介氏(72)が内定したことが28日、分かった。来年2月末の株主総会を経て正式決定する。 丹羽氏は広島市出身。早大で全日本代表入りするなど選手として第一線で活躍した。25年前から県内で指導や普及に携わり、今年3月まで4期8年にわたり県協会長を務めた。トヨタUグループ(長野市)で長く役員を務め、経営手腕への期待も大きい。長野市職員出身の小池社長は11年に就任。Jリーグ入りに向けて懸案となっていたスタジアム整備について、長野市による南長野運動公園総合球技場のJリーグ基準への改修に道筋をつけた。取締役にはとどまりクラブ運営に携わる見通し。 また、AC長野は同日、トップチームの新監督にJ2徳島前監督の美濃部直彦氏(47)の就任が決まったことを正式発表した。美濃部氏はクラブを通じ「長野の夢やパルセイロのビジョンにとても共感できるものがあり、何よりも自分を必要としてくれ熱心に誘っていただいたことが(監督を)お引き受けする大きな理由。長野の夢に向かって一生懸命取り組みたいと思います」とコメントした。(長野県、信濃毎日新聞社)
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