北佐久郡軽井沢町旧軽井沢のジャム店「ジャムこばやし」は、世界最大級の松ぼっくりなど約150種類の木の実を紹介した「世界の木の実展」を、群馬県長野原町北軽井沢のルオムの森・百年文庫ギャラリーで開いている。展示された実の大半は触ることもできる。企画した同店3代目の小林智洋さん(34)は「不思議な自然の形を楽しんでほしい」と話している。30日には木の実の販売もする。 同店は、20年ほど前から、ジャム以外に飾りに使う松ぼっくりも販売。2、3年前から輸入業者などを通じて海外の木の実を手に入れ、少しずつ扱い始めたところ、反響が大きく、次第に種類も増えたという。店では普段から100種類ほどを販売しているが、「秘蔵の実」も加えて初めて展覧会を開いた。 大きさが目を引くのは、長さ30センチ前後で世界最大級のアメリカ産の松ぼっくり「シュガーパインコウン」や、タイやフィリピンが産地の豆「モダマ」など。種に長さ8~13センチの二つの翼があって回転しながら落下する「フタバガキ」、グライダーのように滑空する「アルソミトラ」など、ユニークな形の実も並ぶ。 入場無料。1月28日までの午前10時~午後4時。水・木曜は定休。問い合わせはジャムこばやし(電話0267・42・2622)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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