ＪＦＬのＡＣ長野パルセイロは１６日、美濃部直彦監督（４７）と衛藤元コーチ（３９）、前田隆司ＧＫコーチ（５２）の新指導陣の就任記者会見を長野市内で開いた。美濃部監督は「目標はＪ（リーグ）に上がることだが、それが全てじゃないと思っている。その先にある大きな目標に向かっていくために今は何をやらなきゃいけないのか。しっかりと考え、持っている力をこの地で発揮したい」と抱負を述べた。
両コーチは美濃部監督の意向により就任が決まった。美濃部監督と２０年来の付き合いという衛藤コーチは「私は育成畑から来ている。そこをしっかりやりながらトップチームに関わりたい」、前田ＧＫコーチは「長所に磨きをかけ、弱点を少なくしていくことを頭に置いて練習していきたい」と話した。
ＡＣ長野は、昨季まで３年間指揮を執って好成績を挙げた薩川了洋前監督を交代させるにあたり、育成型のクラブづくりを重視する方針を表明。育成経験が豊富な３人の新指導陣とは２年契約を結び、ユースチーム（高校生年代）発足にも関わってもらう意向だ。足達勇輔スポーツディレクターは「Ｊリーグを目指す上ではＪＦＬで勝つだけでなく、質、内容を積み上げていかなければいけない。３人のスタッフは選手の能力を伸ばすことにたけている」と期待を寄せた。（長野県、信濃毎日新聞社）
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ＡＣ長野 新指導陣が会見 美濃部監督「大きな目標へ」
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