国の重要無形民俗文化財「野沢温泉の道祖神祭り」が15日夜、下高井郡野沢温泉村であった。同村のスキー場は、2011年3月の東京電力福島第1原発事故以降、外国人の家族連れの客が一時的に減ったが、今シーズンは改善傾向が見られるという。祭りの会場では、外国から村を訪れた家族らも燃え盛る炎を見守った。 祭りは、ブナなどで作った社殿に火を付けようとする村民と、社殿を守る男たちの攻防があり、県外から毎年訪れているファンもいる。40年来通い続けている水野和博さん(64)=名古屋市=は「勢いがすごいんだわ。これを見ないと1年が始まらない」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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