中央道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故の影響で、首都圏から長野県内を訪れる観光客が減少していることを受け、県や市町村、観光団体など18団体が16日、東京・有楽町の街頭で誘客キャンペーンをした。 県観光部が呼び掛け、中央道沿線の諏訪市、茅野市、諏訪郡富士見町のほか、松本市や上田市、須坂市、北安曇郡白馬村などの職員や観光関係者ら約30人が参加。笹子トンネルは既に下り線を対面通行にして通行可能で、2月下旬を目標に、上り線を含めて全面開通できるよう作業が進んでいることを記したチラシや、各地域の観光パンフレットなどを通行者らに配布した。 茅野市観光課の藤森沙穂子さんは「スキー場は雪のコンディションが良い」とアピール。和服姿で参加した上田市霊泉寺温泉の旅館若おかみの清水理絵さんは「桜の名所があるので春もお出掛けください」と呼び掛けていた。同温泉は中央道経由で訪れる客も多く、事故後は影響が出ているという。(長野県、信濃毎日新聞社)
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