本格的な夏山シーズンを迎えた14日、北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は、北安曇郡白馬村八方や猿倉など7カ所の登山口に、相談所を開設した。16日までの3日間と20日~8月15日まで、会員が登山計画書の提出を呼び掛け、登山の相談に乗る。 白馬大雪渓を経て白馬岳に向かう猿倉登山口には、舎川(とねがわ)朋弘さん(40)と竹尾雄宇(ゆう)さん(32)が詰めた。登山客の計画書をチェックし、装備などを確認。あいにくの雨となった天候に合わせ、「地盤が緩んでいる。大雪渓での落石に特に注意」などと助言した。猿倉からは午前7時までに約200人が入山した。 14日はこのほか、松本市の上高地インフォメーションセンターの一角に、北ア南部地区遭対協が相談所を開設。八ケ岳連峰では、茅野署と諏訪地区遭対協が、茅野市の美濃戸口と奥蓼科の両登山口に相談所を開いた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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