県立特別支援学校の女子生徒に対して昨年秋にわいせつな行為があったなどとして、同校寄宿舎に勤務する30代の男性職員を調べている県警が23日までに、同校内やこの職員の自宅を児童福祉法違反の疑いで家宅捜索していたことが同日、捜査関係者らへの取材で分かった。県警は慎重に捜査を進めている。 関係者によると、男性職員は事実関係を認めているという。 県教委は、24日に県庁で開く定例会で男性の処分を非公開で議論し、その後の会見で処分内容を明らかにする方針。それまでは事実の有無も含めて説明を拒んでいる。 山口利幸県教育長は23日、取材に対し「今までの教員の不祥事はできる限り公表しており、今回も隠すつもりはない」と説明。その上で、「被害に遭った生徒とその保護者をどうやったら守れるか、気持ちをどうくんだらいいのかが全て。定例会でその点も含めて議論し、お話しするべきことは会見でお話しする」と述べた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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