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満開「桂華」ハウスの春 山形村で出荷ピーク

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 厳しい冷え込みが続く今冬、東筑摩郡山形村では鉢植えされたキク科の多年草「桂華(けいか)」が色鮮やかな花を咲かせ、ビニールハウス内は春を先取りしたような華やかさに包まれている=写真。  寒さに強く、霜や雪に直接さらされなければ氷点下2~3度でも育つとされる。栽培しているのは同村小坂の農業小林徹さん(36)。「冬にはあまりない色鮮やかさ。寒い長野県にも合いそう」と8年前に栽培を始めた。種苗登録している奈良県内の農家によると、長野県内で栽培しているのは小林さんだけという。  試行錯誤を繰り返し、1鉢に咲く花の数を徐々に増やしてきた。今が出荷の最盛期。24日も花をそろえるなど作業に追われた。  出荷量は年々増え、今年は色が異なる42種類の4千鉢を主に愛知県や東京都の市場へ出す予定。直売もしている。「和風な色合い」(小林さん)が特徴の桂華の花が、モノトーンの冬に彩りを添える。(長野県、信濃毎日新聞社)


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