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自然も美術も…幅広く発表 飯田市美術博物館で「学芸会」

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 飯田市美術博物館(飯田市追手町)の学芸員や専門研究員、市民グループなど計20の個人・団体が日頃の研究成果を発表する「第5回びはく学芸祭」が27日、同館で開かれた。学芸員3人が講演形式の研究報告をし、他の研究者らはポスターを使って発表した。自然や美術、考古学など幅広い分野の発表に、大勢の来場者が耳を傾けた。  ポスター発表では、同館学芸員の四方(しかた)圭一郎さん(42)=生物担当=が、昨年6月に茅野市の霧ケ峰で捕獲した国内では未記録のガ「(学名)ヒッペナコンスペルサリス」とされる雄2匹についてA1判の紙2枚にまとめて紹介。いつから霧ケ峰に生息しているかを尋ねる来場者の質問に、四方さんは「昔からほそぼそと生きていたと思う」と答え、詳しく知るにはさらなる調査が必要とした。  他に、下伊那郡大鹿村で専門研究員らが昨年7月に確認したシラオイハコベ(ナデシコ科)の群生について、南信地方で初めての記録であり世界的な分布の南限域に当たる―との報告もあった。同館の児童向け講座「子ども美術学校」の参加者が描いた恐竜の絵なども展示された。(長野県、信濃毎日新聞社)


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