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クラブ普及や支援 大学、行政、総合型クラブが連携

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 松本大(松本市)、県内の総合型地域スポーツクラブでつくる県総合型クラブ連絡協議会、県体育センター(同)の3者が30日、総合型クラブの普及や支援に関する連携協定を結んだ。各クラブに派遣する学生が、講座を担当したりイベントを企画したりする。同連絡協議会によると、各クラブは人材育成が課題。連携は、将来的にクラブを学生の就職先につなげる目的もある。  県体育センターは「総合型クラブと大学、行政の3者のこうした連携は全国でも例がない」としている。  総合型地域スポーツクラブは、身近な地域で誰でも生涯スポーツに親しめるよう、文部科学省が推進している。住民が主体的に運営し、県内には設立準備中も含めて54市町村に74クラブがある。各種スポーツの教室やスポーツ以外の講座、イベントも開いている。  一方で「多くのクラブが厳しい運営を強いられているのが現状」(同連絡協議会の園原健志会長)で、活動を担う人材育成が十分できていない悩みがあるという。連携協定はそうした課題に、協力して取り組む狙いがある。  松本大はクラブへの学生派遣以外にも、大学の講義にクラブで活動している人を招いて現状を学び、活動に役立つ資格を学生が取得しやすくなるよう支援する。各クラブを支援している同センターは、同大と各クラブとの間で調整役を担う。  既に塩尻市のクラブで松本大の学生が活動。今春卒業するある学生は木曽郡上松町のクラブに就職が内定したという。園原会長(下伊那郡阿智村)は「若い人たちの発想に期待したい」。同大の住吉広行学長は「地域の人と関わる経験は学生にとって貴重」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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