世界のフランス料理シェフが腕を競うボキューズ・ドール国際料理コンクール本選が２９～３０日、フランス・リヨンで開かれ、北佐久郡軽井沢町星野のホテルブレストンコート総料理長の浜田統之（のりゆき）さん（３７）＝鳥取県境港市出身＝が、日本人初となる世界３位の銅メダルを獲得した。同ホテルを運営する星野リゾート（軽井沢町）が明らかにした。
同コンクールは、世界的に著名なシェフ、ポール・ボキューズ氏が創設し、１９８７年から２年に１度開催。料理コンクールの中でも最高峰、「美食のワールドカップ」とされ、シェフは各国の代表として挑む。今回は２４カ国が肉料理と魚料理で競った。
浜田さんは、昨年のアジア大会で準優勝し、２００５年以来２回目となる本選出場を決めた。星野リゾートによると、１月７日に出発し、現地の日本料理学校で練習して臨んだ。１位はフランス、２位はデンマークで、３位の日本（浜田さん）は、魚料理で最高得点を得た。
浜田さんは、普段から「軽井沢から発信する日本人の感性を生かした『ニッポンフレンチ』」を志向。日本の技術を駆使して作った器や道具でコンクールに臨んだという。帰国は２月中旬の予定。（長野県、信濃毎日新聞社）
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