県教委は7日、本年度の県学校保健統計調査の結果をまとめた。虫歯がある中高生の割合は中学生が42・4%(前年度比1・8ポイント低下)、高校生が52・8%(同3・4ポイント低下)で、視力が1・0未満の中高生の割合をそれぞれ初めて下回った。虫歯がある生徒は30年ほど前から年々低下し、横ばい状態の視力1・0未満の生徒の割合と逆転した。 調査は、昨年4~6月に定期健康診断を受けた県内の幼稚園児と小中高校の児童・生徒計24万2557人が対象。視力1・0未満の中学生は44・1%(同0・1ポイント上昇)、高校生は53・4%(同1・1ポイント低下)だった。 県教委保健厚生課は「虫歯が減ったのは、歯科医らによる学校での指導の成果。視力悪化は、携帯電話やゲーム機の使用など生活環境の変化が原因だ」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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