下高井郡山ノ内町北志賀高原の4スキー場で9日、「北志賀高原かまくらまつり」が17日までの日程で始まった。各スキー場にかまくらを設け、スキー客らに中で食事を味わってもらったり、雪で作った「スノーキャンドル」をかまくらの周辺に置いて夜にともしたりする。 「X―JAM高井富士」では、地元の営農組織「山郷(やまざと)ファーム須賀川(すがかわ)」が雪の中から9日朝に掘り出したばかりの大根やニンジンを生のまま提供。味わった東京の大学生グループは「すごくみずみずしい」「甘い」と喜んでいた。 地元産ソバを使った「そばすいとん」「そばせんべい」も振る舞われ、高さ約2・5メートルのかまくらの中に持ち込んでおいしそうに食べる子どももいた。 「まつり」は、家族連れなどに喜ばれるスキー場の魅力づくりをしようと、昨年始めた。10日夜は高井富士の他「よませ温泉」「北志賀小丸山」各スキー場で打ち上げ花火を予定している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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