長野市の善光寺周辺で9日夜、「長野灯明まつり」が始まった。善光寺交差点からセントラルスクゥエア付近までの中央通り約600メートルに、「ゆめ灯(あか)り絵展」として約750基の灯籠が並び、ほのかな光が付近を照らした。 灯籠の切り絵は、武将を緻密に表現したり、地球や花、木などの自然を題材にしたりしていて力作ぞろい。訪れた人は「すごい」「きれい」と感心していた。新潟市から訪れた会社員渡辺弦大(げんた)さん(26)は「心が洗われるような気がします。こういうイベントは活性化につながりそうで良いですね」と話していた。 まつりは、1998年に行われた長野冬季五輪を記念し、2004年から毎年開催。ことしで10回の節目を迎えた。善光寺を五輪にちなんだ5色の光で染め、平和への思いを発信している。ことしは国際水協力年に合わせて山門(三門)を水色に染めた。まつりは17日まで。(長野県、信濃毎日新聞社)
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