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1千人が50メートルずつ 水泳でギネス記録挑戦へ

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 1千人の絆でギネス記録を―。松本市の松本青年会議所(JC)が9月、1千人が50メートルずつ泳いでタイムを競うリレーのギネス記録更新に挑戦するイベントを同市内のプールで開く。県内のスイミングクラブなどに協力を求め、五輪メダリストや障害者スイマーにも参加を呼び掛ける。世代やハンディキャップを超え、1千人が一つの目標に向かうことで人と人のつながりの大切さをアピールするとともに、新記録を出して松本を活気づけよう―との試みだ。  松本JCの「未来への絆を築く特別会議」議長で、競泳日本代表として国際大会出場経験もある早田和重さん(34)=松本市=が発案。「記録を追い掛ける現役選手、趣味で泳いでいる人、障害者スイマーなど、いろいろな水泳への向き合い方があることを知ってもらい、互いを理解し合う気持ちを育みたい」と説明。五輪メダリストも招き、「子どもたちに大きな夢を持ってほしい」と話す。  ギネス・ワールド・レコーズ社(ロンドン)によると、現在のギネス記録は、昨年9月に岡山市で行われた同イベントで出た「10時間24分38秒19」。松本JCは、県内を中心とするスイミングクラブに働き掛けて小中高生の参加者を集める他、全国からスイマーを公募する予定。当日は、ギネス社の認定員立ち会いの下で記録に挑戦する計画だ。  早田さんが以前所属したスイミングクラブでチームメートだったアテネ五輪200メートルバタフライ銀メダリストの山本貴司さん、シドニー五輪200メートル背泳ぎ銅メダリストの中尾美樹さんに参加を依頼しているという。聴覚障害者の国際大会「デフリンピック」に出場した選手など、県内外の障害者スイマーにも参加を呼び掛ける。  この企画に参加するSAM中央スイミングスクール(松本市)に通う信大付属松本中(同)2年の大浜美月さん(14)は「いろいろな人と一緒に泳ぐのは良い経験。みんなで協力してギネス記録を狙いたい」。早田さんは「参加者の中から将来の五輪選手が誕生してくれればうれしい。松本で記録を達成することで、地域を元気にもしたい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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