冬でもＥＶ、松本を快走　観光地巡るラリー

　電気自動車（ＥＶ）を観光の足に―。松本商工会議所、松本大などでつくる推進委員会は１６日から２日間の日程で、２人一組でＥＶに乗り松本地域の観光地を巡ってもらう初のラリーを始めた。冬も快適な走行性能をＰＲし、ＥＶを生かした山岳観光地として発信する狙いで、県内外から１０組２０人が参加した。 　参加者は松本市大手門駐車場を順番に出発。それぞれ５カ所の観光地を回るコースを走り、各地での体験に応じて与えられるポイント数を競った。大王わさび農場（安曇野市）でわさび漬けを作ったり、松本市浅間温泉で足湯体験したりした参加者は、途中で充電も経験し、出発から約４時間後に同駐車場に戻った。 　夫と一緒に参加し、ポイント数で１位だった松本市里山辺の主婦小林弘美さん（４３）は「加速が快適で充電も簡単。充電施設がもっと広がれば自然豊かな松本の観光に合う」。１７日も、別の２０人が同じルールでラリーを楽しむ。（長野県、信濃毎日新聞社）