伊那市西春近のスキー場「中央道伊那スキーリゾート」が今季、中国からの観光客受け入れに力を入れている。親会社のクロスプロジェクトグループ(北安曇郡白馬村)を通じて団体客を誘致。16日は3団体約100人が、そり滑りや雪上の散策を楽しんだ。 この日は、同スキー場の施設で昼食のすき焼きを食べた後、そりを借りてゲレンデへ。雪の感触を楽しみ、景色を写真に収めていた。恋人と参加した馬霞娜さん(27)は「日本の冬を体験してみたかった。空気も良く、きれい」。 春節(旧正月)の休暇などを利用し、同スキー場にはこれまでに上海などから約400人が訪れた。東京や大阪発着で、上下伊那地方のスキー場や木曽路などを訪れる日程が多いという。クロス社海外事業部の周菁さん(25)は「中央道を利用した旅行も増えている。伊那で雪を楽しいと感じてもらい、スキー人口の増加につなげたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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