2012年分の所得税の確定申告受け付けが18日、全国の税務署などで始まった。自営業者など個人事業者のほか、給与が2千万円超のサラリーマンや、給与のほかに年間20万円を超える所得がある人などが対象。 受け付けは3月15日までで、一部の税務署や会場では2月24日と3月3日の日曜日も受け付ける。 インターネットによる「国税電子申告・納税システム(e―Tax)」を利用するには事前に市区町村で電子証明書を取得する必要があるが、最高3千円の税額控除を受けられるほか、添付書類の提出が省略できるなどのメリットがあり、国税庁は利用を呼び掛けている。 ◇ 県内10税務署も18日、12年分所得税の確定申告の受け付けを始めた。長野税務署は長野市若里市民文化ホール、伊那税務署は伊那市荒井の伊那市駅前ビル「いなっせ」に会場を設け、他の8税務署は各署で受け付けている。 長野市の会場では、雪にもかかわらず午前から多くの人が申告手続きや相談に来場。会場には「e―Tax」用のパソコン64台が設置され、職員の説明を受けながら手続きをしていた。鷲沢正一市長も同会場でe―Taxを使って申告し、システムをPRした。 長野税務署によると、11年分の県内の所得税申告者は約38万5千人(前年比約3万人減)。このうちe―Taxでの申告は前年と同じ約13万5千人だった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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