下伊那郡売木村観光協会が全国から図案を募った村のイメージキャラクターを決める「村民投票」が２２日、村文化交流センター「ぶなの木」で３日間の日程で始まった。図案の総数が予想を上回る７０８点にも上ったことから、村民みんなで決めようと、急きょ選考方法を変更して３歳以上による投票を行うことにした。対象は第２次選考を通過した１０作品。２４日の村文芸祭で結果を発表する。
村住民課によると、１月末現在の３歳以上の村民は６１７人。このうち同協会が村内で確認できた６００人に投票券を配布した。投票希望者は同センターに設けた投票所を訪れ、投票券と引き換えに交付される投票用紙に好みの作品の番号を記入して投票箱に入れる。
投票箱近くには対象作品１０点が展示されている。村特産の「うるぎ米」や村鳥「コマドリ」などを取り入れた作品が多い。２２日に投票した村売木中学校３年の後藤萌芳さん（１５）は「村の人口は少ないけれど、人のつながりはいい。そんな魅力を知ってもらうきっかけになればいい」と話した。
応募７０８点は北海道から沖縄県までの４５都道府県から寄せられた。同協会員や村職員らが昨年１２月の第１次選考で６７点を選び、ことし１月の第２次選考で１０点に絞った。
当初は村文芸祭の２４日を投票日としたが、より多くの村民が参加できるよう３日間に延ばした。同協会事務局の岡田ちよさん（５１）は「みんなで決めることで長く愛着を感じるキャラクターになると思う」と話している。投票時間は午前９時～午後５時（最終は午後３時）。（長野県、信濃毎日新聞社）
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売木村のキャラクター決定へ「村民投票」 24日まで
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