売木村のキャラクター「こまちん」誕生　村民投票で決定

　下伊那郡売木村のイメージキャラクターを決めるため、３歳以上の村民が参加した「村民投票」の結果が２４日、発表された。第２次審査を通過した１０点から選ばれたのは新潟県三条市の三巻保征（やすゆき）さん（６８）の作品「こまちん」。村鳥コマドリをモチーフに、特産のトウモロコシなどを組み合わせている。実施した村観光協会は「売木を活性化させるために活躍してほしい」とこまちんに期待している。 　全国から７０８点の応募があったため、村民参加で投票を行うことに。同協会が村内で確認できた３歳以上の６００人に投票券を配り、村文化交流センター「ぶなの木」での投票を呼び掛けた。 　２２日からの３日間で３１８人が投票（投票率５３％）。３～５歳の園児１５人は２２日にぶなの木で行われた村文芸祭の練習に合わせ投票した。 　結果は村文芸祭の会場で発表。１位のこまちんは５９票、２位５５票、３位５１票だった。 　三巻さんは売木村を訪れたことはないが、村のホームページなどを参考にして、こまちんを完成させた。「自分の作品が選ばれて光栄。多くの人に愛されるキャラクターになってほしい」と話す。 　村観光協会は、こまちんを使った着ぐるみや携帯ストラップなどを作って観光ＰＲに役立てる予定だ。（長野県、信濃毎日新聞社）