中野市の生花店に勤める水野舞さん(28)=飯山市豊田=が、東京で21日に開かれたフラワーアレンジメントの技術を競う「第33回全日本花卉(かき)装飾技術選抜選手権大会」で最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。「腕を磨けるから」と各種大会に挑戦している水野さん。全国大会の優勝は初めてで「信じられない」と喜んでいる。 大会には、各地の予選で代表に選ばれた14人が出場した。水野さんは4組に分かれた予選で1位となり、4人で争う決勝に進出。「あつまれば力」というテーマで、立食パーティーのテーブルを飾る課題に取り組んだ。コチョウランやシンビジウムなどを使い、40分間で仕上げた。 「さまざまな花を固めるように飾り、力強さを表現した」と水野さん。審査員4人がテーマの理解度、色の調和などを採点した結果、内閣総理大臣賞となった。同大会への出場は2年連続で、昨年は決勝進出がかなわなかっただけに、自分でも驚いている。 水野さんは下高井農林高(下高井郡木島平村)を卒業後、東京の専門学校で花の装飾を勉強。都内の生花店を経て、2006年から中野市の生花店「はなとも」で働く。「いろいろな大会に出て技術を学び、お客さんが喜ぶ商品を作りたい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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