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将来担う人材 どう育成 飯田でシンポジウム

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 飯田下伊那地方14市町村でつくる南信州広域連合は3日、飯伊地方への高等教育機関の設置に向けたシンポジウムを飯田市の飯田女子短大で開いた。約200人が集まり、東大大学院教育学研究科の牧野篤教授の基調講演や地元有識者ら5人によるパネル討論を通じて、将来を担う人材の育成の在り方を考えた。  パネル討論で、多摩川精機(飯田市)の萩本範文社長はグローバル競争で日本の製造業を復活させるには、高度なデザイナーを育成して商品のブランド力を高めるビジネスモデルが必要と指摘。飯伊地方には「最高峰の高等教育機関としてのデザイン学校をつくりたい」と語った。  同広域連合の牧野光朗連合長(飯田市長)は、同市を拠点に大学の研究者と地域が連携を図る会議「学輪(がくりん)IIDA」を例に、「(飯伊地方には四年制の)大学はないが、学びの力は大きい」と述べた。他のパネリストからは「郷土愛を持つ人材づくりが大切」との意見もあった。  基調講演で牧野教授は飯伊地方での高等教育について、地域資源を生かしながら新たな産業を創出する大切さを指摘。「大学がいろんな産業界と結びついて地域を豊かにする核になることが考えられるのではないか」と語った。(長野県、信濃毎日新聞社)


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