Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

長野交通圏のタクシー減車、自主努力で 協議会が方針

$
0
0

 旧長野市や千曲市などを営業区域とするタクシー事業者や行政関係者らでつくる「長野交通圏特定地域協議会」は8日、長野市内で開いた。同交通圏は、事業者の売り上げ減少が著しい県内4カ所の特定地域の中で唯一、車両数の適正化目標を達成できていない。この日の会合では引き続き、自主的な減車で目標達成を図る方針を決めたが、事業者側からは実効性を疑問視する声も出た。  同交通圏は2010年に定めた地域計画の中で、適正台数を545~613台と設定。8日時点の車両数は745台で、09年9月末の808台からは減少したものの、適正台数の上限を2割以上超過している。  昨年10月の特定地域再指定を受けたこの日の会合で、事務局の北陸信越運輸局(新潟市)は、車両1台当たりの1日の営業収入が11年度は1万9597円と、10年度を562円上回ったと説明。「一定の効果が表れ始めている」とし、引き続き減車や乗客増に向けて取り組む必要があるとした。  これに対し、事業者側からは「減車に協力しない会社もあり、自主的努力だけではとても前に進まない」といった意見も。会合終了後、協議会長の糸岡正明・同運輸局自動車交通部長は「減車に応じない事業者にも協力してもらえるよう、働き掛けを強めたい」と述べた。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>