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長野市古牧小6年3組、太陽光発電使った噴水を設置

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 長野市古牧小学校の6年3組36人が、校内の観察池「ひょうたん池」に太陽光発電を使った噴水を設置した。ろ過装置も取り付け、池の水をきれいにすることができる力作だ。16日に卒業式を迎え、来年度からは児童会のエコ委員会の後輩たちに引き継ぐ。子どもたちは「中学生になっても毎日噴水を見に来たい」などと、完成を喜んでいる。  同校は、東日本大震災、東京電力福島第1原発事故で長野市に避難してきた人たちに、手作りのしめ縄などを贈る「世のため人のため活動」を続けている他、節電にも取り組んでいる。6年3組は昨夏、教室のベランダにゴーヤーなどを植えて緑のカーテンを作り、太陽光発電の「自動水やり機」を開発。今回は、自動水やり機で使った太陽光パネルを活用し、噴水装置にした。  縦38センチ、横55センチのパネルで発電した電気でポンプを動かし、池の水を炭や小石を層状に重ねたろ過装置に通した後、フクロウをかたどった直径30センチほどの石の先端から噴き出させる仕組み。水が勢いよく出るよう噴水口にはボールペンのペン先を使用。2メートル以上の高さまで噴き上がる。  昨年11月から作り始め、試行錯誤を重ねて2月にようやく完成した。今後、ろ過したきれいな水でドジョウやメダカを育ててもらう計画という。責任者の大日方龍介君(12)は「卒業の記念にもなった。下級生たちに大事に使ってもらえればうれしい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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