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演劇祭で地域に親しみを 愛好家ら「五六郎物語」上演

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 諏訪圏青年会議所は17日、「すわけん演劇祭」を諏訪郡下諏訪町の下諏訪総合文化センターで開いた。演劇を通じて地域に親しみを持ってもらおうと初めて企画。江戸時代末期に諏訪湖の治水に取り組んだ伊藤五六郎(ごろくろう)を題材にした「五六郎物語」や、茅野高校演劇部による舞台が披露された。  「五六郎物語」は、岡谷市の演劇愛好家らでつくる「おかや演劇祭実行委員会」が上演した。湖の氾濫を防ぐため私財を投じて湖内の島を撤去し水位を下げ、水害から農民を救った五六郎の功績を生き生きと表現した。歌や踊りも交えた表情豊かな演技に、観客は大きな拍手を送った。  茅野高校演劇部は、オリジナル作品「弓道ガールズ」を披露。弓道部員の女子高校生2人が部の存続を懸けて奮闘する姿を軽妙に演じた。  劇の合間に諏訪地域の発展に寄与した偉人の説明もあり、「諏訪郡歌」を作詞し諏訪郡富士見町の旧落合小学校初代校長を務めた岩本節次らを紹介した。  会場を訪れた諏訪市の会社員女性(38)は「どちらの舞台も完成度が高く楽しめた。特に『五六郎物語』は迫真の演技で涙が出そうになった」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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