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新幹線延伸 飛躍狙い しなの鉄道・路線バスフリーパス発売へ

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 北佐久郡軽井沢町を中心にしたエリアでしなの鉄道と路線バスを自由に乗り降りできる「軽井沢フリーパス」が、4月1日発売される。2014年度末予定の北陸新幹線延伸をにらんだ軽井沢の観光力強化などを目的に、地元の軽井沢観光協会や町、商工会、旅館組合、交通事業者が連携。これらの団体でつくる軽井沢観光交通検討会議が発行する。18日に発表した。  利用できる区間は、しなの鉄道が軽井沢―小諸(最大片道470円)。バスは、草軽交通の軽井沢駅―峰の茶屋(同860円)、西武高原バスの軽井沢駅―鬼押出し園など3路線(同1180円)、軽井沢町内循環バス3路線(同200円)。1日券が2500円、2日券が3600円(小学生は半額)。試験的に来年3月31日までの1年間発券し、利用者へのアンケートもする。  検討会議代表の土屋芳春・観光協会長は「選ばれる観光地」を目指す取り組みの必要性を強調。フリーパスによる交通利便性の強化、滞在時間延長、渋滞緩和などを期待しているという。軽井沢タクシー協会も会議に入って理解しているといい、「地域を挙げた取り組み」と説明した。  しなの鉄道の藤井武晴社長は「(関係者の)情熱によって実現した。切符1枚あれば地域内のどこでも行ける。これだけ大規模にできるのは画期的」と話した。  タクシーは法的に割引ができず、フリーパスに加われないため、次年度以降に運転手がガイドを務めるなどの連携を検討する。  取り扱いはしなの鉄道の軽井沢、中軽井沢、御代田、小諸の各駅。問い合わせは軽井沢観光協会(電話0267・41・3850)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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