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女子モーグル伊藤「自分の滑り」に自信 海外遠征から帰国

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 フリースタイルスキー・女子モーグルの伊藤みきと上村愛子(ともに北野建設)が25日、今季の海外遠征を終えて帰国した。世界選手権で銀メダル二つなど躍進した25歳の伊藤は「自分の滑りをすれば評価される実感が持てた」。復帰2季目で初めてワールドカップ(W杯)にフル参戦し、表彰台に2度立った33歳の上村は「長いシーズンをけがなく終われたことは良かった」と地力の上積みに手応えを示した。  伊藤は、2月下旬のW杯猪苗代大会デュアルモーグルで初優勝したことを「大きかった。その後、滑りの反省を1個ずつつぶしていけた」と振り返った。「隣に人がいると積極的な滑りができる」というデュアルモーグルでの持ち味が五輪種目のモーグルにも反映。今月上旬の世界選手権は両種目で2位となった。  筋力や滑る時の重心の位置も向上し、小林茂コーチ(白馬ク)は「スピードが出てもターンが乱れなくなり、エアにも高さが出てきた」と評価。伊藤は「1番になるための景色が見えたシーズンだった」と話した。  上村は「気力も体力も落ちていった」という後半戦は成績が振るわず「目標だった(全日本連盟の強化)A指定に戻れないと思うので悔しい」とした。ただ、来年の五輪開催時期に当たる2月は五輪会場ソチでのW杯でモーグル3位。「今年もハイシーズンは良かった」とうなずいた。  予選、決勝、スーパーファイナルと3回滑る現在の方式に合わせ「体力をつけ、練習でも3回滑る意識でやると違うと思う」と話し、以前やっていた技の復活も視野にエアも改善させる考えだ。  伊藤と上村は30、31日の全日本選手権(富山県南砺市)で今季を終える予定。(長野県、信濃毎日新聞社)


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