4月は全国で地方選挙が相次ぎ、県内でも6市町村長選と9市町村議選、1村議補選が行われるなど「ミニ統一地方選」の様相となる。首長選のうち、27日時点で立候補の意向を表明しているのは、上伊那郡南箕輪村が現職、佐久市は現新3派、南佐久郡佐久穂町は現職、同郡北相木村と小県郡青木村は新人1派、上伊那郡中川村は現新2派となっている。 総務省によると、ことし首長、議員が任期満了を迎える全国の市区町村は延べ816団体に上り、23・4%の191団体が4月に集中。旧合併特例法期限だった2005年3月末直前に合併した自治体の2度目の改選期に当たる。県内では今年、延べ43市町村で任期満了に伴う首長選、議員選を予定。4月は34・9%の延べ15市町村で実施される。 県内で05年の合併に伴う選挙を4月に行うのは佐久市と佐久穂町。北相木、青木、中川の村長と、青木村、北安曇郡白馬村、東筑摩郡生坂村、下水内郡栄村の村議は任期満了が5月だが、多くが投票率低下の懸念がある大型連休中を避けた形。村議の任期満了が5月20日の栄村は「農繁期を避けるため」(村選管)、公選法が定める任期満了前30日以内の中で最大限早めた。 一方、県内で唯一、連休前半の4月28日に村議選を設定した生坂村は「21日は地区ごとの春祭りと重なるため、28日しかなかった」(村選管)としている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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