諏訪市豊田有賀の「ザゼンソウの里公園」で30日、ザゼンソウ祭りが2日間の日程で始まった。有賀峠近くの約1・6ヘクタールの園内には約3万本が自生しており、訪れた大勢の住民や観光客らが木道から眺めたりカメラに収めたりして楽しんでいる。 祭りは、公園を管理する地元有志の矢ノ沢同好会が主催。同会によると、ことしは3月中旬ごろから暖かい陽気が続き、園内の雪解けとともに咲き始めたという。会長の宮下和昭さん(67)は「雪が多かったことしの冬に耐え、顔を出してくれた花を多くの人に見てほしい」。初めてザゼンソウを見たという上伊那郡箕輪町の内山則子さん(55)は「本当に座禅をしているような姿ですてき。もう一度見に来たい」と話していた。 31日は午前9時から午後4時ごろまで。甘酒の振る舞いや特産の上野大根の漬物販売などを予定している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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