「シート」と呼ばれるゲームエリアを6列備える国内最大級のカーリング施設「軽井沢アイスパーク」が北佐久郡軽井沢町の風越公園に完成、国内8チームによるレディースマッチなどのオープニングイベントが30日、始まった。 「カーリングのまち」づくりの拠点として、町が約21億円を投じて建設。常設の座席は376席で、仮設を含めると最大約千人を収容できる。今後、新施設での国内・国際大会や体験会などを通して、競技の裾野拡大を図っていく。これまで町が競技の拠点としてきた同公園内のスカップ軽井沢は、改修して通年型のプールとして利用する。 30日に開いた完成式で、藤巻進町長は「カーリングは1998年長野冬季五輪から正式種目となり、会場となった軽井沢はカーリングが世界に広がる端緒となった地。アイスパークが世界と戦える選手を出す新たな拠点となることを期待している」と話した。 長野五輪で金メダルに輝いた男子スイスチームのパトリック・ヒューリマンさん(49)とダニエル・ミューラーさん(47)も一連のオープニングイベントに参加。ヒューリマンさんは「各地でカーリング場を見てきたが、これほど素晴らしい施設は見たことがない」と評価した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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