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ヤマブドウワイン試飲会 伊那市と信大が開発

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 伊那市と信州大農学部(上伊那郡南箕輪村)が共同開発しているヤマブドウワインの試飲会が31日、同市高遠町のホテルで開かれた。病気予防に効果があるとされるポリフェノールを多く含むヤマブドウの新品種を使用。商品化に向けて、市商工会や酒販組合、農協の関係者や生産者ら34人が味や香りを確かめた。  耕作放棄地解消や特産化を目指し、2006年度に共同研究を開始。新品種「W―3」は11年秋に約50キロを初収穫した。昨年は市内の農家3軒が計約40アールで約300キロを収穫。下伊那郡松川町の業者が360ミリリットル入り瓶320本の赤ワインを醸造した。  試飲会では、日本ソムリエ協会認定のワインエキスパート大根田裕一さん(44)=伊那市西町=がグラスを手に味見の仕方を実演。「甘みが穏やかで酸味もそれほど強くない。親しみやすい味で料理にも合わせやすい」と評した。ヤマブドウ生産農家の城倉友幸さん(63)=同市西春近=は「それほど手がかからない品種。熟成させれば良いワインになる」と話していた。  市は13年度、ヤマブドウ500キロの収穫を見込む。一般向けの試飲会などで意見を集め、年度内に試験販売を始める計画だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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