ラグビー日本代表、１８年ぶりに菅平で春の合宿

　ラグビーの日本代表３１人が１日、上田市菅平高原で春の強化合宿を始めた。菅平での春合宿は１９９５年４月以来１８年ぶり。５日までグラウンドや体育館でトレーニングをする予定。初日は菅平プリンスホテルの体育館で１時間４０分ほど汗を流した。 　選手たちは４グループに分かれ、実戦に近いパス回しをしながら攻守の立ち位置の確認を繰り返したほか、低い姿勢で走る練習、背筋や腹筋を鍛えるトレーニングなどに取り組んだ。終了後、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「伝統ある菅平には、ラグビーに百パーセント集中できる環境が整っている。以前からの課題である筋力と心肺機能の強化に重点を置いていきたい」と話した。 　ラグビー日本代表は近年、施設が整った北海道などに合宿地を移していた。昨年７月に１１年ぶりに菅平で夏合宿を実施。地元の観光関係者は、春、夏ともに合宿が再び定着することを期待している。 　２０１９年に日本で開催されるラグビーのワールドカップ（Ｗ杯）に向け、菅平高原観光協会などは各国キャンプの誘致に向けた活動をしている。同協会の丸山進理事長は「日本代表に菅平を再び合宿地に選んでもらえてうれしい。キャンプ誘致の機運盛り上げにつなげていきたい」と話した。（長野県、信濃毎日新聞社）