諏訪市は1日から、市役所に婚姻届を提出した人を対象に昨年10月から独自に発行している「結婚証」について、これまで設けていた住民登録の条件を外し、希望者全てに出すことにした。発行手数料は無料。インターネット上などで話題となったことを受け、観光面でのアピールに役立てる狙いだ。 結婚証はA4判の大きさで、着物にミニスカート姿の市の宣伝キャラクター「諏訪姫」や、諏訪湖の花火など9種類のデザインがある。婚姻届提出日や夫婦それぞれの生年月日、名前などを記載。市の若手職員でつくる勉強会が発案し、ことし2月末までに婚姻届を受け付けた件数の約8割に当たる107枚を発行した。 従来は、二人のどちらかが市内に住民登録しているか、登録予定であることを発行条件にしていた。市民課によると、「諏訪姫」の結婚証が短文投稿サイト「ツイッター」で相次いで取り上げられるなどネット上で関心を集めたため、住民以外への拡大を決めたという。 市によると、婚姻届は全国どこでも出せる。宿泊などで一時的な滞在地と認められれば、住民以外でも提出できる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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