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被災地に派遣の警官、任務終える 県警13人が本部長に報告

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 東日本大震災被災地の岩手県に、昨年2月から派遣されていた長野県警の警察官13人が1年余りの任務を終えて戻り、1日に佐々木真郎本部長に報告した。県警が国の要請で初めて長期派遣した警察官で、岩手県釜石市の釜石署で勤務していた。  震災で被災した同署は仮設庁舎で業務を続けており、13人も仮設住宅から通ったという。交通課で交通事故の捜査や取り締まりを担当した田村豊(みのる)警部補(39)は、夜間や休日の当直勤務では仮設住宅に暮らす住民からの相談が多かったと振り返り、「酒を飲んでけんかする人もおり、震災後のストレスが深く影響していると思った」と話した。  同署大槌交番(岩手県大槌町)で勤務した荻原誠司巡査部長(31)は、毎月11日前後に実施する遺体の捜索に加わったことが印象に残っているとし、「がれきも多く、復興はまだまだと感じた」と話していた。  佐々木本部長は「被災地を支えた熱い思いを、今後は県民のために生かしてほしい」とねぎらった。長野県警はこの日、新たに6人を釜石署に派遣した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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