茅野市の競技かるた愛好者が「茅野かるた会」を発足させ、7日に同市宮川の市文化センターで初練習をした。諏訪地方では初の愛好者団体といい、地元の小中学生など27人が参加。会の発起人たちから手ほどきを受け、早速、2人一組に分かれて札を取り合った。 同会によると、競技かるたの愛好者団体は県内各地にあるが、諏訪地方では二つの高校にクラブがあるだけ。これまで愛好者の親子連れなどは塩尻市のかるた会に通い、練習していたという。競技かるたを題材にした漫画・アニメの影響で子どもたちの関心も高まっており、会をつくることにした。 初練習では、競技かるた2段を持つ同会の伊東睦美会長(茅野市宮川)が、取り札の並べ方や、札を取る際の姿勢などを指導。子どもたちは対戦が始まるとたちまち真剣な表情になり、いずれの組も1時間ほどで勝負がついた。 アニメで競技かるたに興味を持ったものの、近くに練習相手がいなかったという茅野市永明小3年の藤森裕奈さん(8)は「この会でいっぱい練習して、うんと強くなりたい」と話していた。 練習は毎週日曜(第3日曜を除く)の午前中に同センターで開く。問い合わせは同会事務局(電話0266・72・2320)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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