長野市や松本市など県内で行われている全国高校総体の各競技会場で、地元の高校生たちが開発した記念商品を販売している。大会を盛り上げる「高校生活動」の一環。卓球会場のホワイトリング(長野市)では2日、長野商業高(同)の生徒たちがホールにブースを設けて大会限定のクッキーなどを販売。アイデアあふれる商品が人気を集めている。 長野商は、「商品企画開発部」の生徒らが包装デザインを考えた「インターハイだZE~ミルククッキー」5千箱などを販売。大会のマークや、県内で試合がある4競技の絵などが印刷されている。 生徒たちは「思い出にいかがですか」などと来場者にアピール。同部副主任で3年の宮島美沙紀さん(17)は「自分も開発に関わった商品が売れると、すごくうれしい」と話した。 娘を応援するために来場した浜松市の会社員内村隆志さん(52)は、長野商のクッキーを6箱購入。「長野県の会場限定というところがいい。娘と同じ高校生が考えた商品と思うと、特別な感じもする」と喜んでいた。 この他、須坂商、飯田長姫、木曽青峰、諏訪実、辰野、松商学園の各校が独自に作ったグッズなどを各会場で販売。活動を担当する県高体連事務局の塚田博文教諭(長野商)は「大会の思い出と一緒に地元の高校生の真心も持ち帰って」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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