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海外劇団も熱演 いいだ人形劇フェスタ

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 飯田市を中心会場として2日に開幕した人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ2012」では、初日から海外劇団による公演も始まり、異国の雰囲気を感じさせる演技が観客たちを魅了している。スペインやロシア、チェコ、米国に加え、台湾やカンボジア、ラオスから計9劇団が参加。フェスタ最終日の5日まで中心市街地などで公演を繰り広げる。  台湾のプロ劇団「亦宛然(イーワンラン)掌中劇団」は6回目の参加で、8~62歳の団員17人が来日した。初日は、川本喜八郎人形美術館で観客約70人を前に台湾の伝統人形劇「布袋戯(プータイシー)」を演じた。  演目「偶然の素敵(すてき)な出会い」は、金持ちの男性にさらわれた女性が、助けてくれた若者と恋に落ちる物語。せりふは少ないが、人形の動きは激しい。どらの音に合わせて人形同士が戦ったりした。会場が沸いたのは人形が皿回しをした場面。同市川路小学校5年の松下一朗君(11)は「びっくりした。日本の人形劇との違いがあって面白い」。団長の李蔡素貞(リーツァイスゥツン)さん(62)は「一生懸命見てもらえるのが励みになる」と話した。  フェスタ実行委員長の高松和子さん(72)は「海外の人形劇は芸術として大人が楽しむ傾向が日本より強い。海外劇団から人形劇の多様性を感じてほしい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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