任期満了に伴う11月11日告示、18日投開票の中野市長選で、新人で会社経営の池田茂氏(59)=無所属、中央=が16日、市内で記者会見し、「地域の実情をしっかりと見詰め、市民のための政策を展開したい」と、立候補を正式表明した。 池田氏は中野市出身。一橋大を卒業後、横浜銀行(横浜市)、同行シンクタンクの浜銀総合研究所を経て、2010年に中野市に戻り、種苗販売会社を継いだ。 池田氏は会見で「自然環境など中野が持っている潜在力は高い」と強調。横浜で勤務した際の人脈を生かすなどして、「みんなで一丸となって外に向かって情報発信し、中野を売り込んでいきたい」と述べた。 政策の実施に当たっては「観光などは中野市だけでなく広域的に考える」「課題を明確に捉えて物事を進めていく」といった姿勢を示した。具体的な公約は、今後まとめるという。 1期目の小田切治世市長(61)が引退表明している同市長選をめぐっては、他にも立候補を探る動きがある。(長野県、信濃毎日新聞社)
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