長野市は9日、同市のエムウェーブとビッグハットで2016年度まで10年間開催している全国中学校スケート大会(全中スケート)について、17年度以降も5年間、継続開催することが決まったと発表した。大会を主催する日本中学校体育連盟と日本スケート連盟(ともに東京)が、2日付で継続開催決定を通知した。 長野市は長野冬季五輪会場だった世界水準の施設を生かして「スケートの聖地」にしようと誘致し、07年度から10年間の開催地となった。ことし2月に開いた第33回全中スケートでは、県勢は優勝2、入賞12。スピードスケート女子の山田梨央(諏訪西)が県勢として小平奈緒(相沢病院)以来11年ぶりの短距離2冠を達成した。 日本中体連は「大会のノウハウが蓄積されており、全国のスケート選手の『憧れの地』になっている」と評価。鷲沢正一市長は9日の定例会見で「引き続き、ウインタースポーツの人材育成や拠点づくりに励みたい」と述べた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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