飯田ＯＩＤＥ長姫高でもテックレンジャー健在　

　旧飯田工業高校（飯田市）の生徒がふんしたローカルヒーロー「飯工戦隊テックレンジャー」が、旧飯田長姫高校（同）と統合した飯田ＯＩＤＥ（オーアイディーイー）長姫高校（同）でも活動を続けることになった。名称を「高校戦隊テックレンジャー」に替え、１３日には統合後、初のショーを飯田市内で披露する。今月末には静岡県での祭りにも招かれており、活動の場が県外にも広がっている。 　テックレンジャーは２０１１年７月、旧飯田工業高の文化祭でデビュー。部活動「コンピュータ制御部」の部員たちが手作りの衣装をまとい、ヒーロー役が悪役を倒すショーを演じた。活動が広く知れるにつれて出演依頼は増え、その数は年間２０～３０回に上るようになった。化学反応で白い煙を噴く手製の道具も人気を集めている。 　テックレンジャーを引き継いだのは飯田ＯＩＤＥ長姫高のコンピュータ制御部員１３人。全員が飯田工業高時代の経験者だ。９日には統合してから初の練習に臨み、ヒーローと悪役に分かれて細かな動きを確認した。 　１３日は飯田市内の店舗のイベントに招かれている他、２９日には静岡県袋井市の寺院「可睡斎（かすいさい）」の祭りに出演する。 　部長で３年の中沢隆政君（１７）は「活動の場が広がり、観客の期待も大きくなりつつある。しっかりとしたショーを続けたい」と話している。（長野県、信濃毎日新聞社）