長野ろう学校(長野市三輪)の敷地内に新たに建てられた長野養護学校(長野市徳間)の三輪校舎で9日、小学部の児童が通う三輪教室の開室式が開かれた=写真。入学式と始業式を兼ねており、1年生から5年生までの計7人の児童が出席。今年2月に完成したばかりの校舎でさっそく遊んだり、先生たちと触れ合ったりした。 同校舎は、児童生徒数の増加によって高まっている長野養護学校の過密化を解消するために、県教委の特別支援学校再編計画に基づいて設置。鉄筋コンクリート造りで延べ床面積約1300平方メートル、予算は長野ろう学校の校舎改築と合わせて約17億4千万円。特別支援教育に関する相談を受け付ける相談室が2室あり、相談員を常駐させる。 三輪教室の児童は、長野ろう学校の児童生徒と交流しながら学校生活を送る。開室式で県教委特別支援教育課の成沢弘治課長は「養護学校とろう学校のそれぞれの専門性を生かした教育をしていこう」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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