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春山の積雪量例年並み 県警「連休登山 油断なく」

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 県警地域課は9日、登山客が集中する春の大型連休(27日~5月6日)を前に、県内山岳の積雪量などをまとめた春山情報を発表した。積雪量は例年並みだが、「油断せず、冬山と同じ装備で入山してほしい」と呼び掛けている。  同課によると、9日の積雪量は北アでは八方池山荘で1・1メートル、栂池山荘で2・0メートル。中ア・ホテル千畳敷で4・0メートル、八ケ岳・赤岳鉱泉で0・5メートル。県内山域ではいずれも沢筋を中心に残雪があるという。  昨年の大型連休の入山者は1万1千人で前年比1千人減。昨年は連休後半で天候が崩れ、例年より少なめだったといい、ことしは天候次第で1万5千人程度まで増える―と予想する。  昨年1年間の遭難者279人のうち、居住地別で最も多かったのは東京都の50人。昨年の大型連休には北ア白馬岳で県外在住者6人が死亡する遭難も発生しており、県警は今後、東京都、愛知県、大阪府で啓発活動をする。  ことしは春山情報の冊子の表紙に、県山岳遭難防止対策協会特別隊員に3月、就任した漫画「岳」の主人公・島崎三歩を起用。遭難しないための要点を記した「山登り10訓」を初めて掲載し、「登りたい山より登れる山」などと注意を呼び掛けている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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