松本平の西にある北アルプスから朝日? 松本市里山辺の金華橋に近い薄(すすき)川右岸で16日朝、北ア・槍ケ岳(3180メートル)の稜線(りょうせん)上が太陽の光のように輝く現象が見られた=写真。 槍ケ岳から直線距離で約34キロ離れた金華橋の辺りからは朝日が稜線から顔を出したように見えるが、実は槍ケ岳山荘の東側の窓ガラスに朝日が反射した光。茶色の壁の山荘全体が午前6時20分ごろから5分間ほど、まぶしく輝いているように見えた。 地元には、以前からこの「西から昇る朝日」を楽しむ人も。近くの針塚古墳脇で毎朝、ラジオ体操をしている野路重男さん(74)は「20年ほど前から気付いていた。ここからは13日から20日ころまで見られ、この数日間がピーク」と話す。朝日の昇る位置や角度、時間などの条件が合うと、同市神田や並柳など周辺でも観測できる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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