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銃器触らせぬ方針 20日の陸自松本駐屯地祭

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 陸上自衛隊松本駐屯地(松本市)は11日までに、ことしの駐屯地祭(20日)から、来場者には会場に展示する銃器に触れさせない方針を決めた。銃器展示の中止を求めてきた県労組会議や県護憲連合など、県内9団体でつくる連絡会議は「一歩前進した」と評価している。  同広報室などによると、ここ数年は、車両の整備工場内に弾丸を抜いた小銃や機関銃など10丁ほどを鍵付きの鎖につないで展示。来場者は隊員の見守りで触れることができた。  ことしは工事で工場内が使えないため、銃器は屋外展示するといい、広報室は「日光を浴びて銃器が熱を帯びたり、載せる机が倒れたりする可能性があり危ない」と話し、ロープを張って触れないようにするとしている。  自衛隊の催しでの銃の扱いをめぐっては、都内の市民団体が10日、2007年の埼玉県内の催しなどで市民に銃器を手に取らせたり、構えさせたりしたのは銃刀法違反(所持)に当たるとして、当時の防衛相らに対する告発状を東京地検に提出した。  陸上幕僚監部広報室は、取材に「刑事告発の結果が明らかになるまで、当分の間は(直接触らせない)展示のみの方向で協議している」とした。  松本駐屯地祭での銃器展示を疑問視する菅谷昭松本市長は毎年欠席しており、ことしも欠席する意向を示している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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